Q 突発性難聴とはどんな病気でしょうか?
A 突発性難聴とは、読んで字のごとく、ある時に突然発症する難聴です。それまで何にも異常のなかった方が、朝起きた時などに聞こえの悪いのに気がつくなどの形で発症します。様々な随伴症状(耳鳴り、耳閉感、めまい)を伴うこともあります。ほとんどの場合片耳だけに起こりますので、難聴が高度でない場合は難聴が自覚されず、何となく耳が重い、調子が悪いと感じるだけの事があります。こんな時には、夕べ寝違えたから、とか、最近忙しかったから、とか、風邪をひいたからかな?とか考えられがちです。この病気がまだ世間一般に広く知られていないことも事実です。従って治療開始が遅れる場合が数多くあります。突発性難聴はその程度、合併症などにもよりますが、通常発病後一週間以内に何らかの適切な治療を開始しなければ、その後の聴力回復は難しくなってしまいます。ましてや1ヶ月以上経過してしまうと、もう治る見込みがなくなります。この病気は厚生労働省でも特定疾患(難病)として扱われています。しかし早期に発見されさえすれば現在様々な有効な治療法が確立していますので、とにかくこのような病気があるということを一般の方々(他科の医師も含む)は知っておくべきなのです.記憶に新しいところでは数年前に歌手の浜崎あゆみさんや俳優の萩原聖人さんがこの病気に罹患し、一時、活動スケジュールに支障をきたしたようです。このように若い世代にも決して他人事の病気ではないのです