Q 子供の難聴を早期発見する方法はあるのでしょうか?
A 子供の難聴の原因は中耳炎だけではありません。先天的な場合もありますし、おたふくかぜや風疹に罹患したときに聞こえの神経まで障害を受ける事がしばしばあります。しかし乳幼児では自分で症状を訴える事はできませんし、難聴が片耳だけの場合、本人も周囲も気付かずに成長し、小学校入学時の検査等で初めて難聴がわかったとか、たまたま別の病気で耳鼻咽喉科を受診した際に初めてわかる、といった事がいまでもよくあります。これは以前は乳幼児の聴力を調べるには聴性脳幹反応(脳波聴検、子供を眠らせて音を聞かせて脳波の反応を見る検査、この検査はほとんど丸一日かかる上に設備のある医療機関が少ない)が必須であったのでなかなか気軽に検査できなかった、という事情があったからです。しかし最近ではOAE(耳音響放射)という検査が一般化しております。この検査は子供を眠らせなくてもよい上に短時間で検査が終わります。欠点としては正常聴力でも反応が出ない場合があることですが逆にこの検査で正常の反応が出ればまず難聴の心配は極めて少ないといえます。現在は子供の難聴のスクリーニングはまずOAEを行い、反応が出ない場合には脳波聴検を行うというシステムが確立しつつあります 慎OPページへ戻る